CotEditor のシンタックス定義
CotEditor に追加して使えるシンタックス定義を公開しています。
免責:本シンタックス定義を利用する事によって発生した不具合・損害に対しては作者は一切の責を負う物ではありません。利用については、利用者様の責任に於いてご利用いただきます様お願いします。本フリーウェアを使用する際の対価は特にありません。お役に立てたのならメール下さい。ただし、再配布にあたっては作者の配布した形そのままでお願い致します。
使用する準備
それぞれを CotEditor の環境設定から読み込むか、以下の場所に移動して CotEditor を再起動してください。
~/Library/Application Support/CotEditor/SyntaxColorings/
これで、上記のシンタックスを使うことが出来ます。
小中学校で習う漢字の自動判別
子どもの為に文章を書いていると、子どもの学年に応じて使える漢字が制限されることに気づきます。
このシンタックス定義は、学年別配当漢字(2010年7月時点)を使用して、習得済みである(ハズの)漢字にカラーリングします。
Microsoft Word には同様な機能が搭載されているようですが、もっと軽量なテキストエディタで(そしてフリーで)できるならそれに越したことはないと考え、シンタックス定義を作成しました。
作成日:2010/07/12
修正日:2010/07/21
SQL
SQL のシンタックス定義が無かったので作成しました。
↓coteditor_syntax_sql.zip ダウンロードする
標準的なキーワードを「コマンド」に。DB 環境依存の関数名などは「キーワード」に登録しています。
このシンタックス定義は .vim ファイルを変換するスクリプト で作りました。精度は低いかもしれません。
作成日:2011/01/28
修正日:2011/01/28
Perl の定義を改良する
以下の改良については、ヴォルフロッシュさんがさらに進めてくれたのでそちらを使いましょう。また、次期 CotEditor には改良された定義が同梱されそうです。従って以下の記述は CotEditor 1.3.1 より後のバージョンでは意味のない物になります。でも経緯とか分からなくなるといけないので記述自体は残します。ただ古いものだと思ってください。
Perl のシンタックス定義は標準で付いていますが、ひと手間くわえると更に見やすくなります。
「コメント」は正規表現で「#(.*+)」と定義されているだけですが、これだと配列の要素数を求める「$#array」も引っ掛けるので「#」以降がコメント色になってしまいます。これを、以下のように変更します。
[^\$]#(.*+)$
また、Perl では変数名を「$」で始めることになっているので、「値」に以下の設定を追加します。
\$[_a-zA-Z0-9]+ \$#[_a-zA-Z0-9]+ \@[_a-zA-Z0-9]+ \%[_a-zA-Z0-9]+
それぞれ正規表現を示す「RE」にチェックを入れてください。これで変数名、配列名がその他の文字列と区別されて表示できます。
あと、「値」の項目にシングルクォートでくくられた間の文字列をハイライトする設定がありますが、マッチの後ろの文字列を示す「$'」などもハイライトしてしまうので、以下のように変更します。(2012/02/20追加)
Vim のシンタックス定義を変換する
はじめに
CotEditor のシンタックス定義は、標準の状態では割と少ないです。軽さを売りにするエディタなので、増やして欲しいとは特に思わないのですが...。
不十分だと思う方には勿論、自分で定義する道も残されています。しかしながら手作業で設定して行く作業はやっぱり面倒なので、すでに世にあるシンタックス定義をなんとか変換して少しでも楽をしたいもの。と考えて「Vimのシンタックス定義をCotEditor用に変換.app」を作成しました。「少しでも」なので「全部」はできません。「50%-5% の法則(5% の労力で目的の 50% をカバーする)」の精神で作っています。
テキストエディタの老舗、Vim の定義ファイル *.vim からいくつかのキーワードを変換して CotEditor 用のシンタックス定義を作成します。
↓coteditor_syntax_vim2cot.zipをダウンロード
使い方
AppleScript アプリケーション「Vimのシンタックス定義をCotEditor用に変換.app」を起動します(Finder で .vim ファイルを直接ドラッグアンドドロップしても構いません)。
.vim ファイルの場所を尋ねられるので指定します(Finder で .vim ファイルを直接ドラッグアンドドロップした場合は尋ねられません)。
拡張子を尋ねられるので対象のシンタックスに対応する拡張子を「カンマ区切り」「空白なし」で入力します。例えば HTML の場合は「html,htm,shtml」などと指定します。ファイル名と拡張子を連結しているドットは入力しないでください。デフォルトで .vim のファイル名が自動入力されています。
元の .vim ファイルと同じフォルダに .plist ファイルが作成されます。これを CotEditor 環境設定の「シンタックス」から「読み込み」してください(Developer Tools をインストールしている人は、一度 Property List Editor.app で開けるかどうかを確認した方がよいと思います。不正な .plist ファイルを CotEditor で読み込んでしまうと CotEditor が起動しなくなります。起動しなくなってしまったら "~/Library/Application Support/CotEditor/SyntaxColorings" から読み込んだシンタックス定義を削除してください。)。そのままで即使えるものにはなっていないと思いますので適当に修正・補完してください。
その他
これでシンタックス定義作りが多少は楽になるのではないかと思いますが、それでも拙作の「小中学校で習う漢字」なんかはこうした作り方ができない物です。多くの方の手による CotEditor シンタックス定義の充実を期待したいと思います
(^ ^)/。
作成日:2011/03/04
修正日:2011/04/24
その他
Web 上には他にも色々なシンタックス定義が公開されていました。
- CotEditor用XMLシンタックス
- HSDocumentBuilder: CotEditor用 Scheme(Gauche)シンタックス定義
- CotEditor用のProcessingとAS3用カラーリングスタイルファイルを作ってみました | yabuchany.com blog
- satomacoto: CotEditorでGo
- CotEditor用シンタックス定義 -Goodies -Works //ヴォルフロッシュ
- Python, Perl, Sed & Awk Scripts
更新日:2012/02/20
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